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Louis Alexander の教え|Grammar

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Louis Alexanderの記事の中に、”Grammar” と言う記事があります。

文法書を勉強して、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング力を身に付けることは不可能です。過去において、学習者が文法書を使って外国語を身につけようとしていた事がありました。

これには二つの方法があります。ひとつ目の方法は、”Grammar Translation Method” と呼ばれる方法です。学習者は文法ルールを教えられ、翻訳する学習方法です。(日本であれば、「英文和訳と和文英訳)

二つ目の方法は、文法ルールを教えた後、穴あき文で練習する方法です。学習者は穴埋めをします。この方法で高い正確さを身に付ける生徒もいますが、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングのような言語スキルが身につくわけではありません。

文法は知識であり、一般的な語法は知識ではありません。語法は実践力と関係しています。過去においては、スキルの習得は文法学習の副産物でした。現在においては、コミュニケーション力を身に付けることに集中し、文法が副産物になります。つまり、現在では過去の想定を完全に逆転してしまったのです。

この事は、文法を全く学習しないでコミュニケーション力を身につけられると言う事を意味するのでしょうか?

そう言うことではありません。私達は文法学習を続けませす。単に文法学習を避けることが出来ないからです。英語の語法に関して学習者が持ち疑問点は多くの場合文法的な事項です。

外国語を学習するとき、どのように文が構成され、なぜそのように構成されるのかを理解する必要があります。そして文法がその「どのように」と「なぜ」を説明してくれます。

つまり、文法的説明によりある疑問点に集中でき、意識することが出来ます。一度理解したらコミュニケーションの練習に集中でき、その背後にある文法を忘れる事ができます。私達は文法を忘れるために文法を学習し、その過程において文法は重要な役割を果たします。

コミュいケーションとは言語を通して行動する事です。もし文法にこだわり過ぎると、文法はコミュニケーションを妨げます。だから多くの成人学習者が人前で外国語を話すことを躊躇するのです。彼らは文法を気にし過ぎ、笑われることを恐れて間違いを犯すことを怖がるのです。

しかしながら、大切な事はコミュニケーションを成功させる事であって、その過程で多少の文法ミスがあっても許されます。コミュニケーションにより集中すれば間違いは小さな問題になり、コミュニケーションのサポートシステムとして文法を意識するようになります。

まさにこれが、DIRECT ENGLISHにおける文法へのアプローチ方法になります。レベル1からレベル3のシラバスは文法中心ではなく、自分や他の人について話す、リクエストする、質問する、模写するなどが中心になります。

これらのアクティビティはコミュニケーションの中心であり文法はその副産物として扱われます。レベル4からレベル6では初級レベルの全ての文法事項を復習した上で、英語学習の重要事項が高度に組織化され学習されますが、学習者の練習するコミュニケーションタスクの裏側で吸収されます。

上級レベルであるレベル7とレベル8では、高度で例外的な文法事項が各レッスンでランダムに取り上げられます。DIRECT ENGLISH では常にコミュニケーションの練習を重ねる事によって自信を持ってコミュニケーションできるようにトレーニングします。同時にその結果として文法的正確さにおいても自信を持てるようになります。

Louis Alexanderによる英文の原文も是非読んでみてください。

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