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Louis Alexander の教え|English Fast

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Louis Alexanderの記事の中に、”English Fast” と言う記事があります。

外国語学習のために時間と労力と費用を掛けて外国語を身につけようと決心した場合、早く結果を出したいと思うのは人間として当然のことです。偽の主張をする粗悪な語学学習製品を提供する業者はこの心理をよく理解しています。これらの中には24時間で外国を学べるとか、3-4週間で身につけられるとか、もう少し良心的に12週間で身につけられると保証するものがあります。

このような偽の主張は、多くの場合「満足した顧客」からの手紙の引用や人間の脳がどのように作用するかなどに関する怪しい科学的根拠を伴います。これらどれひとつとして信用してはいけません。実際、私たちは人間の学習過程に関してほとんど理解していないのです。私達は動機の強さにより学習結果が影響される事は理解しています。と言っても非常に強い動機を持つ学習者さえ短期間で語学習得する事はできません。

何故なのでしょう? 話す事だけで考えれば、比較的短期間で話せるようになります。24時間という短い時間でも定型句的表現を何回も繰り返し聞き反復練習すれば、それなりのことを言えるようになります。それを12週間続ければ、かなりのことを言えるようになります。問題なのは、「話す」と言うことは言語学習において、ほんの一部分に過ぎないと言うことです。

よくある事ですが、旅行者が優れた質問を数多くできる場面があります。しかしながら質問に対する答えを全く理解できないのです。まさにその事が短期間で外国語を習得できない理由です。自分で言いたいことを言えるようになることは比較的短期間でも可能ですが、相手の言っていることを聞き取れるようになるには非常に長い時間がかかります。

まして英語の場合、学習者は、アメリカ英語、イギリス英語など様々なネイティブイングリッシュに対応する必要があるだだけでなく、世界中のノンネイティブに対応する必要があります。そのため、自信を持って聞き取れるようになるまでに何時間もリスニングの練習をする必要があります。

従って、言語習得において大切なことは、色々なことを話せるようになると言うことではなく、聞き取れる力を身に付けることです。理解すると言うことは、スピードについていける。異なるアクセントに対応できる、様々な文型や語彙表現、イディオムに対応する、などが必要になります。このようなスキルを身に付けるためには時間が掛かります。

リスニング力が向上してくると、話す力はすぐに追いついてきます。DIRECT ENGLISH のこの点に関してどのように対応しているのでしょうか?DIRECT ENGLISHではリスニング力を向上されることを第一優先としています。コースには多くのシチュエーションがあり、リスニング力、読解力をトレーニングします。

ここで使われているテクニックは、聴く前に必ず聴く目的を設定することです。それぞれのリスニング練習はシンプルな質問と共に始まります。1回聞いただけで答えが出せるようにトレーニングを積みます。

大切な事は、語彙や文型を先に学び、準備してから聴くのではなく、自然な状態で聴き、どこまで理解できるのかを確かめることです。最初のうちは難しいかもしれません。しかしながら、この練習を継続していくと、知らない単語や表現を推測しながら全体像を理解するというスキルを急速に身に付けられるようになります。

DIRECT ENGLISHでは、ビデオやオーディオなどで非常に多くの種類の英語を聞き取る練習をする事ができます。もちろん中には他の学習者より早く身につけられる人もいますが、24時間とか3週間で身につけられる人は一人もいません。即席言語学者のようなものは、即席脳外科医がいないように、存在しないものです。語学力は訓練と努力によって身につけられるものです。

Louis Alexanderによる英文の原文も是非読んでみてください。

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