Direct Englishはイギリスの出版社で開発された教材であり、著書のLouis Alexanderは英国人です。しかしながら、Direct Englishは、アメリカ英語がベースになっています。それには理由があります。
以前、英語は純粋に英語圏の人のための言語でした。現在では、アメリカの国力、エンターテインメントの影響力から、世界の共通語としての位置が確立されています。
では、アメリカ英語とイギリス英語では何が違うのでしょうか?
主な違いは純粋に発音の違いです。文法的な差異はほとんどありません。スペリングや、語彙・表現では多少違いがあルだけです。Direct Englishではアメリカのボストンの英語を基本にしています。そのため、舞台設定もボストンです。
アメリカ英語を学ぶということは、実際にイギリス人や他の英語圏の人とコミュニケーション取る場合に不利になるのでしょうか?
そんな事はありません。まず最初に現在においてどのように英語が使われているのか考えてみましょう。仕事で英語を使う際、多くの場合かなりアクセントの強い英語に対応する必要があります。例えば、トルコ人と韓国人が英語でビジネスをしている場合です。実際にはkのようなケースが多くなり、英国人や米国人など、いわゆるネイティブスピーカー、と対応するより、ノンネイティブスピーカーと英語でコミュニケーションするケースが多くなってきます。そのため、できるだけ多くのアクセントに対応できる必要があります。
また、果たして、外国語として英語を学んでいる学習者が、ネイティブスピーカーのように話せるようになるのでしょうか?残念ながら答えは、Noです。もちろん例外的に、語学の才能ある人はネイティブスピーカーに近い話し方ができるようになるとは思います。
そして、自国内で自国を訪れている外国人と英語で話す場合と、海外に出かけていき海外で現地の外国人と英語で話すことは全く異なります。自国内で話す会話はある程度想定内の範囲ですが、海外で現地の人と話すときは予測不可能になります。
Louis Alexanderによる英文の原文も是非読んでみてください。